東京都内から電車をいくつか乗り継いで武蔵御嶽山まで出かけてみませんか?何度か山に登って脚力に不安がなくなっていれば、次に挑戦する山として適切な山だと思うのです。

青梅市はれっきとした東京都の市のはず。でも車窓から望む風景はのどかという言葉がふさわしい。車内も都内とは思えない感じを漂わせています。荷物のバックパックを足下に置いても誰もとがめない、のんびりした空気感のなか目的地の駅に到着します。

駅舎を出ると熊注意の看板がありました。ここは本当に東京か?と思うのはこの辺りからかも知れませんね。ケーブルカーの乗り場までバスで向かいます。ここからケーブルカーを使えば初心者でも楽に御嶽山を楽しめるでしょう。

徒歩で挑戦するなら登山口である御嶽駅から標準時間233分で標高929mを相手にすることになります。決して難易度の高いコースではなく、コースは舗装が完了しているため、道に迷う心配もないでしょう。

この山は犬の山ということになっています?山頂の神社も参道の食事処も犬連れ可能です。お犬様信仰に基づいているため、犬は神様のお使いとして扱われているようで、手水も犬の使用を前提にした作りになっていました。

それなりに奥地でもあり、日帰りはもったいないかも?宿坊があって宿泊可能です。前もって予約を入れておく方が良いでしょうが、季節的な問題がなければ、当日に直接訪ねても宿は見つけられそうです。

私が使った宿の門には古くて大きな木があり、そこにムササビが住んでいました。ムササビは夜行性だそうで、夕方以降なら姿も見れると宿の主がおっしゃっていました。宿のほんの周辺で自然溢れる森林浴もできる環境です。

山頂の周囲の道を歩き回って、山のパワーをしっかり吸収しましょう!それでも足りなければ、滝行などで修験道プチ体験が可能だそうです。宿のいくつかは本格的な修行の衣装も用意しており、特別な用意をしていかなくても良さそうです。

本格的な山岳修験道が残っているパワースポットなのです。東京の西部には江戸以前から山岳修験道の道場がいくつも開かれてきた歴史があります。そのような霊場が時代を超えて現代にも生き残っているとは驚かされます。

山頂に広がる商店街がレトロ感たっぷりです。山頂の参道は路地のような道が巡らされていて、小さな迷路のような感じになっています。道の両脇に食堂や土産物店が続いており、異世界のようです。

そのような食堂の一件に限定食の鹿肉カレーライスがありました。鹿肉は牛肉よりスジが少なく、肉の風味に癖がありません。肉食が好きな人なら、牛肉より美味しいとわかるでしょう。その鹿肉のカレーライスがラッキーなら食べれます。

ケーブルカーを使って頂上まで登れば、神社まで急な上り坂はたった2カ所のみです。お年寄りが乳母車を押して登っていたり、登山と言うにはあまりにも生活感が濃厚な道です。やはり修験道の参詣地だと理解した方がしっくりきます。

上りは参道を登って山頂を目指したとしても、帰りはケーブルカーがお薦めな理由は疲れを残さないためです。下り坂は膝の負担が大きすぎるように思います。足を前に出すのは楽ですが、負荷は非常に大きく膝を痛める結果になります。

この記事を書いているとき、ここで遭難者が出たというニュースで驚きました。ニュースを見て、一体どこで遭難するんだろうと不思議に思ったりしましたが、山の中では方向感覚がズレてしまうことも考えられます。また霊山であればなおその傾向が強いでしょう。

実際ここまでくれば非日常の世界です。都心で歩き回るのとは違ったストレスにさらされます。そのストレスを良いものにするのは自分次第です。