ハイキングなり低山登山を始めるならどの季節を選ぶべきでしょうか?どの季節でもそれなりの楽しみがあり、日本は四季を通じてさまざまな環境を楽しむことができるのですが、夏を迎えるこれから季節に登山を始めるのが一番おすすめです。

なぜなら揃えるべき用具が一般的なものでよいはずだからです。登山用具は日常使わないものも多く、全部揃えるとなるとそれなりの出費を覚悟しなければなりません。しかし、新しく始めるならできるだけ必要なものが少ない時期が有利なのです。

では何も必要ないかと言えばそうではありません。大人としてはメリハリを効かして大切なところをしっかりと押さえた装備をしたいと思うわけです。例えば下着は身体環境を整えるカギになります。

汗をかくのは当然だとして、それをそのままにしておくと、頂上に着いてからあっという間に身体を冷やす結果になります。一旦冷えてしまうとその後の疲労感は3割増しに感じます。汗にしけった不快な状態は避けたいのです。

Tシャツでも良いようなものだけどと友人はつぶやきます。しかし、半袖のシャツは問題外。直射日光に前腕が赤くなり、ヤブ蚊の襲撃に防御する力がありません。すくなくとも長袖が必要です。

最近は汗を上手に排出して速乾するという高機能な下着がユニクロなどで販売されており、街中用のものを流用しています。考えてみれば、毎日の通勤電車の環境はちょっとした山よりハードですから機能的には充分なのでしょう。

学校の遠足の延長のように考えているのか、スニーカを履いて登る人がいます。しかし、スニーカで山に登るのは多くの問題があります。スニーカの底は薄過ぎて、砂利道のギャップを事細かに拾ってしまい、足が疲れてしまいます。また足首を捻挫するリスクも高いです。

かといって本格的な登山靴は重すぎてむしろ大変です。エベレストにでもアタックできる本格的な登山靴は格好良いのですが、手入れが大変な作業です。またどうしても頑丈さを優先させるために重量が大きくなり、初心者では歩き続けるのが大変でしょう。

従って靴は軽めの軽登山靴で、踝までをカバーするものが良いと思います。このレベルの軽登山靴はいろいろ開発されていて、完全防水で湿気を排出するような高機能なものがあり選択肢が多い。多少値段が張っても良いものを入手したいですね。

水筒は2つ用意して、1つは空の状態でバッグに入れておくとよいでしょう。山行きでは想像以上にのどが渇きます。だからといって喉の乾きを覚える度に自動販売機を探すのはあまりにも興ざめでしょう。メインの水筒の様子を見ながら予備の水筒を利用するのが便利です。

帽子には蒸れないハットを選びたいというと意外でしょうか?ですが国産の帽子は何故か蒸れが酷いです。蒸れ対策をしっかりと施したものを選びたい。ハットで頸側を隠すことで、熱射病を避ける効果があります。

最初の楽しみですよね。お弁当と行動食の両方が必要です。行動食はおやつではありません。ですから200円を超えても大丈夫。ハイキング程度のトレーニング段階で行動食の扱いをマスターしたいです。

地図とコンパスは一通りのもので充分でしょう。ただし本格的な国土地理院の地形図を入手して、地図を読む練習を兼ねるなら話は違ってきます。しっかりとしたコンパスを用意して、その場に臨むように心がけましょう。

その他、小銭入れと財布とを分けて持ち歩くのは日常と同じ要領です。折りたたみの傘は使い捨て感覚でよろしい。高価な折りたたみを持って行くと後悔を持ち帰ることになりかねません。上着は派手な色の撥水加工のウィンドウブレーカが一番。そして忘れず杖を持って行きましょう。