【50代から始める登山】こだわり満載の登山で疲れ知らず

どの山行きでも楽しめる自分だけの楽しみを持ちたいと、お薦めする先達はあまり見かけないように思うのですが、人間は考えているほど純粋な存在ではありません。認識の構造を調べる限り、単一の刺激のみでは必ず機能低下を起こします。つまり飽きてしまいます。

中にはバードウォッチングを楽しむ人たちもいますし、これを専門に扱う趣味組織もあります。我が家にも年に何回かカタログが送られてきて、バードウォッチングの楽しさに誘惑され続けています。

随分長い期間検討した結果、バードウォッチングは魅力的に過ぎました。欲しい機材や知識の習得に掛かる費用などを考えるととてもすぐに手を出せる趣味ではないと思えたのです。

さりとてバーベキューをするのは大事業になります。自動車を移動に使って、家族連れで友人たちと川辺などに繰り出す。きっと楽しい時間が待っていると想像が巡ります。既に仕掛けが大きくなりすぎました。

むしろ団体行動ではなく単独で気ままに楽しみたいですし、この楽しみは大きすぎて主役級でしょう。山行きなんていうお題がどこかに行ってしまいます。こうしてみると楽しみにも大きさがあるようで、見誤ると本末転倒という事態を招きます。

ただお一人様バーベキューという選択はあるかも知れません。それでもバーベキューの材料と機材を一人分を携帯するのを考えると骨が折れそうです。準備と期待できる結果とのバランスがよろしくないようです。

だって野外活動では荷物を減らしたい。紙一枚でも持たずに済むかを考えろと教えられ、学んできた過去の影響が大きい。さりとて楽しみを優先させてしまうと、今度は主客が逆転してしまいます。そうなっては元の木阿弥になりかねません。

ただし純粋に山行きを楽しむほどの修行者ではないのは確かですから、何か小さな、ささやかな楽しみが必要です。荷物もそれほど大きなものにならず、できれば日常で慣れたものが場所を変えることで変化するといった楽しみが適当です

どうにかして一杯だけコーヒを淹れられればどうだろうと、思いついたのが最初です。コーヒを淹れるにもいろんな方法があって、やり方によっては、簡単に済ませるのも可能でしょう。家でも普段からコーヒを淹れるのはしているというのも条件にはまります。

休憩できる場所に陣取りますが、どんな場所を選ぶかが結構な問題になります。希望を言えば、大きな木の下にできる木陰がカフェ風で良いかも知れませんが、樹木の根の上だと自然に対する暴力行為になりかねません。

最小限の道具をセッティングする必要性があるので、仕方なく展望台などに設置されているテーブルやベンチを利用することが多いのですが、場所によっては直射日光を避けられたりして、具合良く時間を過ごせます。

カートリッジタイプのバーナでシェラカップに湯を沸かして楽しみます。シェラカップに水とコーヒ豆の粉とを直接投入してバーナにかけます。沸騰させて、沈殿するのを待って楽しめば、ベトナム式コーヒと同じ原理です。

本格的ではなくても、野趣が補ってくれる癒やしの時間です。こんな方法でコーヒが美味しいはずがない。でも純粋にコーヒを楽しむのであれば、専門の喫茶店へでも行けばよろしい。ここはアウトドアであり、広大な実験場です。

少しでも時間を使えるなら、そこでコーヒを楽しみながら、そこまでの行程をジャーナルに書き付けるのが趣味というものです。行程を勧めた体験の記憶や感触はすぐに失われてしまいます。コーヒ片手に記憶を辿る追体験をする訳です。

コーヒを楽しむ方法は多様性に富むのが醍醐味だと考えます。温かい飲み物が心の中に染みこんでくる野外喫茶を試すというお話でした。

山行き関係の雑誌で時々特集を組むようですが、行動食とは、歩きながら口に運ぶ食事の意味です。結果的に山行きでは行動食、三度の食事、そして非常食で都合3つのパターンの食事を携帯します。

特に行動食は山登りの大きな楽しみの一つでしょう。木々の向こうに景色を見ながら、ポケットから取り出して口に放り込んだり、休憩の時にお茶と一緒に楽しんだり。たまには同じ山行きの人たちと交換したりとさまざまな機会があります。

そんな楽しい行動食ですが、のどが渇くようなものは絶対に避けましょう。それでなくても山道を歩いていると喉が渇き、水を多く飲んでしまいがちです。ビスケットのように口中の水分を失うようなものだと行動食としてふさわしくないです。

お薦めはケロッグなんかのメーカが出しているシリアルなどをそのまま口に放り込めるようにジップロックなどに移して携帯するのが簡単なように思います。その他にも行動食にできる商品が街中に多く出回っています。ドラッグストアーなどを覗いてみると思わぬ発見があるかも知れません。

もはや時代的に古典的なカロリーメイトやパワーバーは定番です。カロリーメイトは通常のスーパーマーケットなどでも入手できますが、パワーバーは登山の専門店に出かける必要があるかも知れません。

なおカロリーメイトのブロックタイプはビスケットと同様に口中の水分を奪います。なので、それ以外のものを考えた方が良いかも知れません。ゼリー状のものや缶入りのものなどを検討しましょう。

このように市販のものも優秀だけど、自分で好みに合わせたいのが行動食です。何故って行動食は個人の自由だからですね。自由を満喫するのが山行きの道楽というものですから、ここで遠慮をしている場合ではありませんね。

自分であれこれと工夫して携帯しようというのが、計画段階での楽しみを倍加してくれます。味見をしながら、中身を調整し、思案を巡らして、スーパーマーケットなどを物色しに出かけます。

ビスケットは行動食ではなく、非常食ですのでくれぐれもご注意を願います。水分を奪い去るのですが、万が一の非常食として考えれば、ビスケットはかなり優秀な栄養補助が可能です。アルミ包装で小分けされたものをバッグに忍ばせるのは安全のための知恵です。

蜂蜜をキャンディー状にした商品が優秀です。蜂蜜の半分はフルクトースという糖でできています。フルクトースは吸収する時にインスリンを必要としません。つまり疲れた時でもエネルギーとして吸収しやすいのです。

ドライフルーツで貴重な甘味を携帯できます。さまざまなドライフルーツを混ぜて入れましょう。干してあることで甘味が強くなっているため、疲れた体にとても心地よいです。私はこれを必ず持って行くようにしています。

アーモンド、ピーナッツ、クルミなどのナッツ類はとても質の良い脂肪分です。疲れによって壊れてしまった細胞膜の修復に使われるはずです。またカロリーが高いので、エネルギーを摂取するのにも適った食材です。

意外ですが魚肉ソーセージは常温保存で便利です。冷蔵庫を使えないハイキングなどで重宝します。パッケージも極めて軽量なものになっており、包装を破ればそのまま食べられるのが魅力です。

大きなもの、かみ切るようなものは避けた方がよいでしょう。噛みきるのが必要だと、不健康な歯にダメージがきます。山の中で歯医者を探せないと思った方がよいでしょう。

加熱が必要な食品は論外として、例えばビーフジャーキー等は避けます。どちらも行動食としての条件は満たしているように思えますが、噛む力が必要で望ましくないのです。それにお酒を飲みたくなったら困ってしまいます。

いつもとちょっと違うなという直感を活用すれば、さまざまな変化を日常生活の中で発見することができるでしょう。お腹が痛いのに肩も同時に痛みを感じて、いつもとの違いを感じた時に救急車を呼べて一命を取り留めることができました。

日頃の調子と少し負荷を掛けたときの調子とを把握するのが目標です。子供と鬼ごっこをしていて、足がまったく上がらず、棍棒のように転倒してしまっては、骨折の心配もあるでしょう。必要な時に手足の力が抜けてしまわないように気を付けたいと思います。

老いの影響は気づかないうちに身体を蝕みます。初対面の学生から親しみを込めて「おじいちゃん」と呼ばれたとき、初めて自分の老化を疑いました。それ以来、抗老のためにあれこれ工夫をし始めました。

早めに身体の衰えに気づいていたらという人が多いのは事実です。足腰が立たなくなってしまって気づいても、運動そのものが困難になってしまっているでしょう。ばね指になってしまった右手人差し指が再び動くようになるために2年を要しました。

去年はなんともなかったのに、最近は随分と疲れやすくなったと感じたなら、対策を講じるのをお薦めします。取り越し苦労なら、対策は毒になりません。そうでなかったら、後々深刻な問題を抱え込んでしまうかも知れません。

足が上がらなくなるのは内臓が機能不全になっているからかもと今でも思っています。最近テレビでも、取り上げているコアマッスルの一つの腰腸筋は足と背骨とを結んでいますが、内臓に直接触っています。

病気としてではなく、メンテナンス不十分の結果として老化を捉えましょう。長年放置して錆びた車体に穴が開いて、エンジンを冒してしまったのに似ているかも知れません。放置せずに洗車などのメンテナンスを必要としていたのです。

動かしている部分に老化は来ないと昔は言い習わされていましたよね。これはある意味、正解かも知れません。使っていれば、循環というメンテナンスを施されているのですから。

あるいは日頃のトレーニングが肝心だとされていましたが、トレーニングというとなんだか重圧を感じます。筋肉痛に悩まされたのを思い出して嫌な気持ちになってしまいます。筋肉痛が引いても、なんだか怠さが取れない日が続きます。

定期的な健康診断が病気の早期発見のために大切なのは言うまでもありません。早期発見であればほとんどのガンが寛解する時代になっているからですね。定期検診は自治体の補助があるようで、推奨されています。

同じように定期的な身体能力の確認が健康維持のために大切だといえます。むしろ病気よりも発見するのが難しく、また繊細さを必要とする作業だと思います。それでも定期的な観測が重要である理由は衰えた身体を元に戻すのは至難の業だからです。

それは第一に老化の性質にあるように思えます。老化は回復力の減退です。一日寝ても完全に回復できず、2日3日とダメージが残ってしまうのは、成長ホルモンが足りなくなっているからです。成長ホルモンは老化によって分泌が少なくなり、回復が困難になります。

つまり毎日の過剰なトレーニングが肉体を蝕みます。厚生労働省のガイドラインも中高年以降の運動が毎日のものではないようにと勧めています。むしろ運動強度を勘案して1週間単位で計画する方が効果が高いです。

東洋医学の見地では、歳は足腰から取るとします。理由は腎経にあります。腎経は足裏の土踏まずにある湧泉という穴から始まって、身体を巡りますが、腎経は身体の生命活動を支える根幹を担っています。つまりまっすぐに歩けなくなり、腎経を刺激して使用できなくなります。すると体はどんどんと機能低下し始めます。

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